ものおき

喫煙所です

流線形に至る病

タイムラインがおすすめ書籍の話題なので私も引っ張ってくることにしました 革命編とかの進捗とかはまた今夜か明日にでも時間を分けて投稿しようかなと思っています 

最近あまり読めてないし語れるほど詳しくないんですがミステリ小説が好きです 主に国内の作家さんが好き 新本格と言われる方々の作品が好きなような気がします そして年齢とともに(もうこの一文が悲しい)長編よりも短編をよく読むようになったので、短編集やそこに収録された作品の紹介が主になるかと思います 気になる!と思ってくださる方がいらしたらいいな

 

 

 

一冊目はこちらです もうね、執筆陣がとにかく豪華!しかも大好きな犯人当て、買うしかないとハードカバーで購入しました どれも全部よくて読みごたえもばっちりです 特にお気に入りなのが貫井徳郎さんの「蝶番の問題」と我孫子武丸さんの「漂流者」です 我孫子さんはゲームでもご活躍されていらっしゃる影響か短編でも密度がすごいなあと感動しました 巻末の覆面対談もよかったです

 

 

 

 

連城さんはとても美しい文章を綴る方だと思います 語彙のない私には表現が難しいのですがひらがなの使い方が特に好きだなと感じました 柔らかさとしなやかさがあって作者さんそのものではなく文章に女性らしい凛とした美しさがあるというか 泡坂さんの病人に刃物もすごくよかった、さすがマジシャンだと思える奇想天外なトリックでした アンソロジーいいよね……

 

 

 

法月さんは個人的に短編で特に輝く作家さんだと思っています こちらは凄腕の怪盗グリフィンの活躍を描いたピカレスクロマンでいいのかな いつものかっちりした文体と雰囲気が変わって洋画の吹き替えのようなセリフ回しがかっこよくて映画を見終わったようないつもの読書とは違う満足感が得られました 主人公がインテリかつエスプリの効いた会話をするのでラキオさんのセリフの参考にならんもんか……と出会い編描く前に読み返したらやっぱり面白くて一気に読んでしまった思い出もあります

 

 

西澤さんはSF設定とミステリ要素の融合が非常に巧みな作家さんだと思っています 超有名作だけど絶対載せたかった 人格が入れ替わる特殊な部屋で起こった事件、体はAさんだけど中身はBさんかもしれない・じゃあその場合の犯人は体の持ち主であるAさん?それとも意思をもって動いたBさん?本当はBさんのふりをしたCさんかも?という感じで頭の中のコードがどんどん絡まっていく感じがすごく楽しかったです 「七回死んだ男」もすごく好き

 

 

もっと書きたいけどまずはこのくらいで!アーカイブは何となく読書家のイメージのあるステラちゃんにしました 

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ビックリマンシリーズもいつか全員分完走したいな